【各業界から注目!】現代は「カセットテープ」がアツい?!

現代はデジタルが主流。
ネットで音源を購入ができたりと、より便利となりました。
そもそもCDを買わない方が増えているのが現実…。

そんな中、あの「カセットテープ」が各業界から注目されています。
世代の方は「懐かしい」と感じるのではないでしょうか。

◆「カセットテープ」とは?

出典:Free image of tape, music, record – StockSnap.io

カセットテープ (cassette tape) は、磁気テープメディアの種類で、テープがむき出しのオープンリールに対し、カセットに入った状態で使用するものである。
データレコーダ専用の規格はカセットではなくカートリッジということが多いが、技術的には差はない。「カセットテープ」の語が暗にコンパクトカセットのことを指す場合も多い。

引用元:カセットテープ – Wikipedia

70年代~90年代は当たり前のようにあったカセットテープ。
ラジカセで録音機能を使って、よくハラハラしながらカセットテープに録音した思い出や友達と交換、好きな人にあげたりと青春がある方も。

90年代後半に差し掛かるとデジタル化が進み、CDなどが出たり、さらにMDなどが出てきたことからカセットテープは次第に縮小していきました。

そんな中、レコード再熱したりとアナログを手に取る方が増え、カセットテープまでも人気になりつつある。

 

◆カセットテープによって音質が違う?!

カセットテープによって音質が変わります。
簡単に言うと、カセットテープに使われているテープの素材で異なるということ。

 

1)TYPE I/ノーマルポジションテープ

出典:Vol.6

いまやカセットテープ最後の生き残り種となったノーマルポジションテープ。しかも現在店頭では低グレードのものしか入手できないため、非常に萎えます。しかしもはや選択肢は残されていないので、がんばって使っていきましょう。磁性体として酸化鉄(Fe2O3、つまり錆びた鉄)を使用しているため、初期のテープはまさに錆色(赤茶色)をしていましたが、特性や耐久性を向上するためにいろいろな加工をするようになってからは黒っぽくなっていきました。

また、初期のノーマルテープは「スタンダードタイプ」「ローノイズタイプ」「ローノイズ・ハイアウトプットタイプ」など、さらに細かく分かれていましたが、いつの間にかそれぞれメーカーのモデル名などの表現に変化してしまいました(ソニーのAHF、BHF、CHFなど)。

ノーマルテープは高域MOL特性、ノイズ、ダイナミックレンジで他のポジションのテープより劣ります(過去には例外的にすごいテープもありましたが)。そのため、ソースによってはノイズリダクションなどを使用して、性能を稼ぐことが必要となる場合があります(クラシック音源など)。

引用元:Vol.6

 

2)TYPE II/ハイポジションテープ(クロームポジションテープ)

出典:Vol.6

通称「ハイポジ」(死語?)。こちらもすでに絶滅寸前です。もともとはノーマルポジションに使用されている酸化鉄よりもさらに磁気記録特性を向上させるために二酸化クロム(CrO2)を使用したことから、クロームポジションと命名されましたが、テープメーカーが磁性体を変更(コバルト添加酸化鉄)していったため、「ハイポジション」という名称に変化しました。(クロムが硬度が高いためヘッド磨耗が問題になったり、二酸化クロム製造の副産物が当時話題の六価クロム(有害物質)だったりといろんな原因があったみたいです。ほとんどのメーカーではテープセレクタの英語表示は最後までHighではなくCrO2でしたが・・)

入力レベル自体はノーマルに比較してあまりアップしませんが、ノーマルテープよりノイズが低いため、ダイナミックレンジが広がります。また、高域特性がよいため、聴感上の音のクオリティがアップします。しかしながら低音の迫力ではノーマルが好ましい場合が多く、ソースとの組み合わせによっては音質的には好みが分かれるところです(これも、過去には例外的にすごいテープがありました・・・)。

引用元:Vol.6

 

3)TYPE III/フェリクロームテープ(FeCr)

出典:Vol.6

メタルポジションが開発される以前に、ノーマルとクロームの両方のよいところを融合した(物理的には2種類の磁性体を2層塗りしている)規格として登場しました。メタルテープの登場とともにすぐ廃れてしまい、フェリクロームが録音可能なデッキはかなり旧いものとなります。まず使用することはないと思いますが、過去のテープ資産として再生する場合は、再生イコライザ70μS(ハイポジションまたはメタルポジション)で再生します。

引用元:Vol.6

 

4)TYPE IV/メタルポジションテープ

出典:Vol.6

今や店頭からは姿を消した、絶滅種のメタルテープ。

磁性体に鉄(錆びてない)を使用し、強力な磁束密度と保磁力を実現。カセットテープ進化の頂点として、ノイズリダクションが不要といえるほど高い信号レベルを入力できる媒体です(メタルテープは過去に恐ろしく強力なテープがいくつも存在しており、当時の戦略物資として輸出規制対象となったものもありました(^^;)。

音質的にもオールラウンドに使用できるため、ある意味もっとも使いやすいテープですが、残念ながら現在は店頭ではほぼ入手不可能です・・

引用元:Vol.6

 

◆カセットテープならではの「魅力」

出典:Are cassettes the new records?
上記のように、カセットテープのテープによって音質が変わったり、デジタルデータでは表現できない音圧を出せることが最大の魅力。

もちろんCDより音質が悪くなりますし、現代では当たり前であるトラックごとに飛ばせる頭出しはできません。
細かい音に関しては、正直不得意です。

一方日本でも経済産業省の調べによると、音楽、映像、データ用含む磁気テープの国内生産量は3年連続で増加中。
渋谷のタワーレコードやBEAMS RECORDSなどではカセットテープの特集が組まれるほどの人気となっているのだ。

引用元:なぜ今カセットテープなのか……世界がカセットテープに惹かれる理由 – FLOOR

 
このように、デメリット要素が多いように見えますが、実は徐々に人気が出始めていたんです。

世代は懐かしさを感じたり青春そのものだったり、そもそも当たり前だった時代の一方、現代の若い世代ではカセットテープの存在は知らない。
そのため、若い世代にはカセットテープは新鮮に見え、注目のアイテムへと変わりました。

見た目のデザインに、現代の若者たちには「オシャレだ!」と声を揃えます。
レコードと同じように、聴くのもいいし、置いていても存在感がありますよね◎

最近では若手ミュージシャンからプロのミュージシャンまで、あえてカセットテープで音源販売を行ったり。
日本では、奥田民生や銀杏BOYZ、tofubeatsなどからも音源をカセットテープで販売されています。

 
そんな中、東京の中目黒にカセットテープ専門店「Waltz(ワルツ)」というお店が世界で注目!

 

◆カセットテープ専門店「Waltz」とは?

出典:中目黒の素敵なレコード屋さん | One fine day
 
Waltz(ワルツ)は2015年8月より開店。
CDやDVDなどのデジタルは一切置かず、LPやカセットテープ、VHS、他には昔の雑誌や書籍のバックナンバー、ラジカセなどが揃っています。

ワルツのオーナー角田 太郎さんは “元Amazon社員” 。
世界最大のECサイトとも呼ばれる「Amazon.com」日本法人立ち上げ時に入社された角田さんは、約14年間トップビジネスマンとして働いてきました。
ですが、ある時「自分の人生」にぶつかった時が、大きく未来を変えました。

出典:Amazon元社員が退職後、たった半年で開業したカセットテープ屋waltzはなぜ世界で人気なのか │ 【マイナビ独立】独立・開業・起業・フランチャイズ募集


Amazonでの仕事は、新しいチャレンジに満ちた、非常に刺激的でやりがいのあるものでした。ただ、外資系の大企業は人材の入れ替わりが激しい。若い会社だけに、社員が定年まで勤め上げたという前例もないので、自分がそこまで働くことが考えにくかった。さらに役職が上がると現場ではなくマネジメント業務が主になり、ルーティンワークが増える。働いている手応えが得にくくなり、自分が目指していたのはこれなのか? と疑問を持つようになりました。

引用元:Amazon元社員が退職後、たった半年で開業したカセットテープ屋waltzはなぜ世界で人気なのか │ 【マイナビ独立】独立・開業・起業・フランチャイズ募集

 

なぜ、カセットテープ専門店なのか?

出典:INTERVIEW:Waltz | Arban

同じアナログな音楽メディアといえばレコードですが、すでにショップがいくつもある。コレクター向けのビジネスをするなら、「第一人者」でなくてはいけないと思うんです。僕は昔から世界中のコレクターと交流しながらカセットを集めているのですが、カセット音源はそれ自体が希少価値のあるもの。そんな中古品の価値は、今後も上がりこそすれ、下がることはない。十分、ビジネスになるはず。世界中を探してもカセットテープの専門店はまだ見当たらないし、じゃあ僕が最初にやらなくちゃと思いました。

引用元:Amazon元社員が退職後、たった半年で開業したカセットテープ屋waltzはなぜ世界で人気なのか │ 【マイナビ独立】独立・開業・起業・フランチャイズ募集

 
ワルツの商品はオーナー角田さんの私物。
私物販売系となると、高額なものになりがちですが、品揃えはもちろん価格も良心的。

カセットテープ専門店として店を構えつつ、レコードの品揃えも豊富。

出典:NEW SHOP “Waltz” | 1LDK NAKAMEGURO

 
お店に入ると前にどどーんっと、ラジカセが並ぶ。
現代と違ってコンパクトではありませんが、これもまた魅力の1つ。

さらに、ワルツのウェブサイトやSNS上で商品紹介は一切ありません。
そのため、直接、お店に行かないと何を売っているかわからない不便さが、ある意味魅力的で人気の秘密ですね。

 

information

【住所】
〒1530-0061 東京都目黒区中目黒4-15-5
【TEL】
03-5734-1017
【営業時間】
13:00~20:00
【定休日】
月曜日
Waltzの公式ホームページはこちら

 

◆いかがでしたか?

音楽を簡単に取り入れるようになった今。
手に入ったときの「ときめき」や「ありがたみ」 がありませんよね。

とは言え、今となっては、「カセットテープの音源は珍しいもの」となっていて、自分好みの音源を探すのも一苦労。
でもその「一苦労」がまた「価値あるもの」へと変化していきます。
是非、これを機にカセットテープの魅力を感じてみてください。